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商業空間、イベント空間を創造し、人と社会と情報をリンクさせ、コミュニケーションの場としての空間表現を学びます。
空間はクリエイター、アーティストの表現の場。
皆さんは、蜂の巣を見たことがありますか?実物はなくても、写真なら見たことがあるでしょう。では、サッカーボールは?これは実物を見たことがない人はいないでしょう。蜂の巣とサッカーボールを構成しているカタチは、どちらも六角形、幾何学模様です。蜂の巣は自然界がつくったもので、サッカーボールは人工のものですが、実は地上にあるものはすべて幾何学と大きな関係があるのです。空間プロデュースコースで教鞭を執る私が、なぜ、幾何学の話しをするかというと、空間を考えるとき幾何学を抜きにしては話しが進まないからです。でも私のクラスでは、難しい話しは一切しません。小さな万華鏡をつくり、万華鏡のなかに幾何学に不可欠な左右対称の世界が広がっていることや、空間を科学的にとらえる楽しいワークショップを行い、幾何学という世界共通の概念でアートとデザインの融合を図ります。また、仮想の商業空間を想定し、どのような空間をプロデュースすべきかをマーケティングや広告も含めて考え、空洞化する街の中心地の空間をコミュニティ化するためのプロデュース法を考えるなどの具体的な取り組みも行います。本コースは、人と社会と情報をリンクさせ、現代に求められる空間プロデューサーを育てるコースです。
教授
カスパー・シュワーベ
1953年、スイス生まれ。グラフィックデザイナーの父、画家の母のもとで育ち、独学で科学、芸術、デザインを学ぶ。科学博覧会のアートディレクターとして国際的な活動を展開。
作品
ペンタッキス
2000年制作
「ペンタッキスとは万華鏡のこと。鏡を使用した空間プロデュースとして万華鏡を制作しました。私の作品はすべて、アートと科学の統合がテーマです」(カスパー)。
教授
濱坂 渉
1951年 東京都生まれ。1974年 京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。1976年 同美術専攻科彫刻専攻修了。1977〜1979年 ブレラ美術学院彫刻科修。
1991年 静岡県三島市の大場川流域の芸術游水ゾーンの提案「スパイラルパーク:巴公園」によって環境芸術大賞‘91優秀賞受賞、彫刻の森/環境芸術総合研究所に模型が収蔵される。建築雑誌SD91年9月号掲載。1995年 倉敷市連島の芸科橋パブリックスペースの設計。2001年 大阪市産業創造館アート・ワークなどの環境彫刻、モニュメントなどを多数手がける。2005年 新倉敷駅前広場モニュメントなど広場の環境造形、サイトスペシフィックワークなどが空間プロデュースコースにおける専門分野、デザイン学科共通では、デザイン基礎(立体)や彫刻基礎、など立体系の造形基礎領域や、総合プロジェクト領域の環境造形の科目も担当する。
作品
高瀬舟と高瀬通し/風土の記憶(歴史的象徴/響のメタファー)
新倉敷駅前広場
モニュメントイメージプラン
玉島の歴史的な形象の高瀬舟や高瀬通し(水路)、海に至る路程と固有の風土を大地の記憶として象徴的に表現したサイト・スペシフィック・ワークの計画である。(2005年6月竣工)
 島影や水面を表現する上で現存する島の形の再現や実体としての水の使用、また、水路を表現する上で高瀬舟の形の再現や実体としての水路の再現は、規模的にこの場には困難であり相応しく無い。日本の庭づくりの伝統を参照すれば、様々な『見立て』や、いわゆる『縮景』の手法による『宇宙観』の象徴的表現に満ちている。
一般にモニュメントは高く天空に屹立するものを考えがちだが、見せるための造営物より、見るだけではなく、その空間に身を置いたり体感できる仕掛けを、経年変化も味わえる石材のシンプルな素材と低く広がり点在する配置により、固有の歴史を尊重する姿勢と、心の癒しや安らぎ、人との出合いや交感を演出する舞台として提案したい。
非常勤講師
三分一明良
株式会社天満屋広島店宣伝部入社。1984年、株式会社天満屋アドセンター設立。株式会社天満屋より出向。現在に至る。百貨店、専門店を中心とした大型商業施設の基本構想計画(パイロットプラン)から、環境計画(商空間デザイン)、VMD(商品計画からディスプレイ)などのトータル店舗プロデュースに従事。株式会社天満屋アドセンター取締役本部長。
非常勤講師
村上佳子
専門は情報デザインによる都市情報計画及び経営戦略の提案。岡山市内にてデザイン会社、地域コンテンツ配信会社の2社を経営。2006年には、地域SNS「岡山スタコミ」開設。二級建築士。
卒業生
上川清香
2008年卒業
作品タイトル「ポールタワー」
6mの巨大なタワーでイベント会場をプロデュース
6月9日から10日まで、浅口市にある藤波池キャンプ場で野外音楽イベントがありました。私は、そのイベントのデコレーションを担当することになり、この「ポールタワー」をつくりました。実際には竹を使用し、現地では6m以上のタワーを組み、中に照明を設置しました。昼間は巨大なオブジェとして、夜は竹の影と光が織りなす幻想的な空間を醸し出すシンボルタワーとして、空間をプロデュースすることが出来ました。卒業後は、イベント空間を盛り上げるアイデアを考えて実行したり、インテリアのことも自分なりに勉強して空間プロデューサーとして活動したいと思っています。
(c)2007 Kurashiki University of Science and The Arts
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