動物運動学研究室

生命科学部

動きを捉えよう

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動物の動きを今よりももっと詳しく知るにはどうすればよいでしょうか?高速度カメラによる撮影もそのひとつの方法です。左の写真は私が撮影したものです。「絶妙のタイミングで撮影できているな」と思っていただいたかもしれませんが、実は誰にでも撮れる写真です。1秒間に60枚の写真を撮ることができるカメラを使って何秒間か連続撮影し、その中の一番いいタイミングのものを載せているだけです。また、高速度撮影した動画を再生してゆっくりとした動きにして見ると、肉眼では見えなかった動物の動きが見えてきます。

モーションキャプチャで動きを解析しよう

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人や動物の身体に目印となるマーカを貼りつけて2台以上のカメラで撮影すると、マーカの位置(3次元座標)をコンピュータで計算することができます。このようなモーションキャプチャの技術を応用して動物の動きを計測し、コンピュータ上で様々な角度から解析することによって、肉眼では分らなかった動物の動きの特徴が明らかになってきます。現在はイヌなどの小動物にマーカを取り付ける段階から悪戦苦闘している状態ですが、学生たちと知恵を出し合って一生懸命取り組んでいます。動物に負担をかけずに、より正確に動きを計測する方法も研究しています。

教員紹介

教授 梶浦文夫 修士(理学)
教員情報の詳細:倉敷芸術科学大学 教育研究業績データベース

研究活動

2011年から現在まで、並行して3つのテーマに取り組んでいます。一つ目は動物園を活用した教育の実践です。岡山県池田動物園の協力を得て、子供たちが動物に興味を持ってより深く観察してくれるように様々な取り組みを行っています。学生たちが学会での発表も行いました。二つ目はイヌが階段を昇り降りするときに足にかかる荷重の大きさを計測して、年齢とともにどのように変化するかを調べています。三つ目は動物園で飼育されているチンパンジーのエンリッチメント(生活を豊かにすること)です。これまで、人工蟻塚、ハンモック、パズルなどを設置して行動の変化を調べています。

メッセージ

全力疾走しながら一瞬で向きを変え獲物を追う俊敏なチータの動き、人を乗せながら力強く障害を飛び越える馬、驚くほどの速さで水中からジャンプして高く舞い上がるイルカ、動物の動きはどれも美しいですね。美しいなあと感じる気持から一歩進めて、科学的に動きを探求してみませんか。高速度カメラやモーションキャプチャシステムを使って、もう少し深く動物の動きを探ってみましょう!

研究室一覧

Last Updated:2016/05/26