動物麻酔科学研究室

生命科学部

より安全で快適な動物の麻酔を考える

動物の医療がヒトのそれと大きく異なる点に、「患者が必ずしも協力的でない(言うことを聞いてくれない)」というものがあります。治療や検査を嫌がる動物は、身体的にも、心理的にも大きなストレスにさらされており、外科手術に伴う疼痛や、病気による痛みもまた、動物の身体に大きな負担(ストレス)をかけることになります。動物麻酔科学は、様々な薬物を用いて、動物たちをこれらの恐怖や不安、疼痛から解放することを目標としています。

2015年からは、「α2-アドレナリン受容体作動薬を用いた新規鎮静方法の検討」および「α2-アドレナリン受容体作動薬を用いた新規注射麻酔法の検討」という二つのテーマに取り組んでいます。いずれのテーマも、α2-アドレナリン受容体作動薬という種類の薬物を用いて、より安全で快適、そしてより効果的に痛みや不安といった苦痛を軽減することのできる麻酔・鎮静方法を確立することが目標です。

教員紹介

准教授 神田鉄平 獣医師 博士(獣医学)
教員情報の詳細:倉敷芸術科学大学 教育研究業績データベース

研究活動

2014年まで精力的に取り組んできたテーマである「α2-アドレナリン受容体作動薬が動物の眼関連機能に及ぼす影響」では、この薬物がイヌおよびネコの眼圧や瞳孔調節、涙液量にどのような影響を及ぼすのかについて検討し、それらの成果は下記の国際学術論文誌や国際学会にて発表されました。また国内では、学生たちも学会発表を行いました。

その他、過去の研究成果等については、研究室のウェブサイトを参照してください。

メッセージ

動物医療における麻酔の現場は、動物看護師によって支えられていると言っても過言ではないほど、その存在が重要視されており、米国や欧州では高い実力をもった麻酔専門の動物看護師が数多く活躍しているほどです。残念ながら日本にそのような資格や制度はありませんが、それでも全国には”麻酔に強い”動物看護師を必要としている獣医麻酔科医がたくさんいます。我々と一緒に動物の麻酔に関わる研究・勉強に励み、”麻酔に強い”動物看護師あるいは実験動物技術者を目指しませんか?

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Last Updated:2016/06/04