「倉敷学」 第11回
「倉敷民芸館」
倉敷民芸館 理事長・館長 安井 昭夫 氏
7月3日の講師は倉敷民芸館の館長 安井昭夫さん。「倉敷民芸館」というタイトルでお話いただきました。
倉敷民芸館は1948年に大原総一郎氏によって、日本民芸館(東京)に次いで日本で二番目に設立されました。民芸は美術的工芸とは違って、実際使って役に立つ美しいもの(「用の美」)であり、それが大きな魅力です。
美しい酒器などを見せていただきましたが、安井さんのお話は大変温かみがあり小さな民芸品一つ一つに対する思いにあふれていました。これから若い作家を育てていきたいというお話に、学生は大変興味を持って聞いていました。
倉敷民芸館は日本や韓国の民芸品を常設展示しており、60周年を迎える今年の秋には「倉敷民芸館名品展」も予定されています。是非今秋訪れていただきたいとのお話でした。
<学生のコメント>
・高くて有名な芸術品は素晴らしい人の精神と気持ちを表現しているとしたら、民芸品はその時代に住んでいたある人々の考え、夢、喜びと悲しみ、そしてある家族の微笑が盛られているのではないのかと思いました。
・倉敷のことを勉強すればするほどだんだん倉敷が好きになります。本当に歴史的な息吹が残っているこの町の魅力を知るのが とても楽しいです。特に民芸品の中に李朝時代の物があるのは、韓国人の私にはすごく誇らしくて私の国と父を思い出します。
・倉敷民芸館が大原美術館と並んで古くて歴史があるのを知ることができました。そして改めて大原一族の倉敷への足跡がすごかったことを認識しました。
・先生のおっしゃった民芸も進化していかなくてはということ、私もそう思います。進化することは何も伝統をなくしてしまうことではなく、伝統を残しつつ今の時代にとっての「用の美」が本当の美しさだと思います。この倉敷の町だからこそできることだと思います。これからの倉敷も伝統を残しつつ進化し続ける町になれば、こんなに良い町はないと思います。
次回もお楽しみに。
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