第10回 「倉敷民芸館」
     倉敷民芸館 館長 安井昭夫 氏






6月25日の講師は倉敷民芸館の館長 安井昭夫さん。
「倉敷民芸館」というタイトルでお話いただきました。


倉敷民芸館は1948年当時クラレの社長だった大原總一郎
(おおはらそういちろう)氏が「地元にこそ民芸を根付かせたい。」と
米倉を提供することにより、設立されました。
なんと日本民芸館(東京)に次いで日本で二番目という画期的なものでした。

民芸は美術的工芸とは違って、日常使いの美しさや実用性、
大衆性などが求められます。

安井さんのお話は始めて民芸に触れる若い学生にも大変分かりやすい
内容でした。美しい酒器なども見せていただきましたが、
大変温かみのある話し方に学生も引かれたようです。
小さな民芸品一つ一つに対する思いにあふれていました。
これから若い作家を育てていきたいというお話に、学生は大変興味を持ちました。




<学生の感想文>


・今日、ガラスと民芸品を見て昔のことを考えさせられた。美観地区にある民芸館に行ってもっと詳しいものを勉強したい。

・倉敷には世界に発信できる素材が沢山あるので、これからの作品が楽しみだ。

・陶芸やガラス工芸の作品は一つ一つ形や色が違って卒業生の方が作ったガラスがきれいでした。

・個人性、自由性にこだわらず、人が使うことを意識して作ることの出来る人が民芸家なんだと分かった。どれが民芸品でどれがそうでないかを見分けるのは難しそうです。

・倉敷民芸館にはまだ入ったことがなくて何があるのかあまり分からなかったが、焼き物やガラスや韓国の陶磁器や染色品や民画などがあるのを知ってとても興味を持った。

・「民芸は使いやすくて美しい。人によって時代により変わっている。」という言葉は響きました。機会があれば一度民芸館に行ってみようと思います。

・「民芸」という意味が今までよくわかりませんでした。しかし、今回の講義でどのようなものかを知りました。日頃、このようなものを詳しく考えたことがなかったので知らないことばかりでした。倉敷民芸館に是非行ってみたいです。

・民芸品は作る過程でのその人の感情を表していると思う。喜怒哀楽が現れている。

・今日の授業で民芸について今まで思っていたこととぜんぜん違うということが分かった。いままでは民芸とは人形とかだと思っていた。民芸は一つ一つ違うし、同じものがないので大変貴重なものだろうと思った。

・私の母国にも民芸品は沢山あります。遺産としてそれらを守るべきだと思いました。

・倉敷ガラスがとても芸術的だということを改めて実感した。

・4つのさまざまな形のとっくりを見た。最初のものが普段見かけるとっくりだったが、2つめ3つめと進むにつれて、使いやすさと美しさを併せた「用の美」をもっているとっくりも見ることができ、人が求める民芸はこういうものなんだと思った。私は最初のものが一番形としてはきれいだなと思いました。

・私は吹きガラスに興味があったので今日の講義は面白かったです。またこの大学では他学科履修が出来るのでやってみたいなあと思いました。

・ガラスにもそれぞれ歴史があって、作る人によってデザインも全然違うことがガラス工芸のすばらしい所だと思いました。