第11回 「寺院の歴史は古人の心と願い
     観龍寺 住職 村田隆禅 氏






7月2日の講師は美観地区鶴形山の観龍寺のご住職、村田隆禅さんです。ご住職は10年ほど前に“倉敷八十八ヶ所霊場巡り”を発案されました。

これには江戸時代後期から昭和の初めまで続いてその後戦争などで衰退したものを住民の方々と協力して再開されたという経緯があります。

調査や寺の回復作業など復興するまでのご苦労は大変だったということですが、今回の授業では『寺院の歴史は古人の心と願い』というテーマでお話いただきました。

倉敷の寺院は貴重な仏像、仏画などを有しているが管理については充分な措置がなされていないのが現状であり、もっと寺院を中心にして観光の魅力を発信する必要があるとご住職は考えていらっしゃいます。「そこには深い意義があり、古人の願いや意図が寺社という宗教環境にどのように具現されているかを見出すことは興味深いことである」ともおっしゃています。

学生にとっては寺院と観光という新しいテーマについて考える好機となりました。



<学生の感想文>


・倉敷の寺社は観光コースとして開発すればいい観光資源になると思う。
・倉敷の寺院、神社の問題点はあまり改善されていないようだ。悟りのすばらしさや
 深い精神文化などが表現されれば聴覚・視覚・思考・身体・肉体に良い影響を及ぼす
 からその必要性を感じる。
・倉敷の寺院には色々と問題点があるのを初めて知った。資料が少なかったり寺院を
 紹介する資料が少ないなどの問題点があったのを疑問に思った。
・円通寺に座禅を組みに行きたいと思った。今度から寺社に行くとき見るポイントが
 増えたと思う。
・お寺や神社はどれも同じだと思っていたけど実は一つ一つ意味があるんだと感じました。
・藤戸寺は「源平合戦供養の寺」だということを初めて知った。
・今まで寺院には興味がなかったから倉敷にどんな寺院があるのか全く知りませんでした。
 今回の講義で寺院を知るポイントや成立と発展の要因を少し知ることができました。
 観光で寺院をいろいろな人にみてもらいたいと思いました。
・四国などでは寺巡りが盛んなので倉敷も美観地区を巡るマップだけでなく地元の人は
 もちろん外国の方も安く分かりやすい寺や神社のマップを作ればよい観光が出来るの
 ではないかと思いました。
・私は愛媛出身で浄土真宗なんですけど、倉敷での宗教事情で真言宗が一番多いということを
 初めて知りました。倉敷に来て三ヶ月経ったけど、倉敷にある寺や神社を全然
 知らなかったのですごく勉強になりました。