ドライブの二酸化炭素排出をまかなう森林面積


必要な森林の面積はマスカット球場のグランド何面分ぐらいか?


(2)2日間のドライブで消費したガソリンの量が65(g)だった。その間排出されたCO2の中の炭素を同じ2日間で、樹木の光合成により固定するのに必要な森林の面積はどれほどだろうか?

 ガソリンの成分は炭化水素CnH2n+2である。これが燃焼する化学反応式は

    CnH2n+2+{(3n+1)/2}O2 → nCO2+ (n+1)H2O
である。C=12.0、O=16.0、およびH=1.01として、n=8の場合には
    45.5kgのC8H18から生成される二酸化炭素
は何kgかが求まるであろう。

 計算してもらえばわかるが、nCO2とCnH2n+2との質量比はnの値にほとんど依存しない。また、上でガソリンの質量45.5kgは、容積65リットルに比重0.7kg/リットルをかけたものだ。


 ところで、熱帯の森林は1年間に、1m2あたり、1〜2kgの二酸化炭素を同化するとされる。

この値は森林の活力との関係で決まるのだが、他のどんな森についても精密な評価をするというのはちょっと難しい。杉1本40年もので、年間平均550kgの二酸化炭素を吸収するものとし、1本あたりの占有面積を6m×6m=36uに見積もったとしても、日本全土における繁茂の度合いからすれば平均して、その10〜20倍程度の面積に薄めて考えた方がよいだろう。

ここでは日本の森林面積1m2で、1年ごとに、1kgの二酸化炭素が同化されるものとしよう。したがって1日あたり、森林1m2で同化される量は

    1kg/年 ÷ 365日/年 = 0.00274 kg/日(だいたい、1日で森林1m2あたり 3g)
と考えてよい。ドライブの日程と同じ2日間では、この2倍量の二酸化炭素0.00548 kgが同化される。

 ガソリン65リットルでは、だいたいマスカット・スタジアムのグランドで1〜2面分ぐらいの森林が必要になるはずだ。大変おおざっぱなことを記したが、あとは君の力で評価して答えを導いてみたまえ。

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