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大学生のパソコンの使いかた 〜ソフトウェアがもたらした生活の変化〜 (書かれた時代が90年代半ばであることを踏まえてお読み下さい)
1.はじめに パソコンの価格は十年前に比べるとかなり安くなった。近ごろは、大規模スーパーマーケットでも、家庭電化製品として取り扱われている。いろいろな種類のソフトウエアの利用によって、パソコンは使うことでその便利さ、楽しさを実感できる。今の大学生の生活に与えている、“大学生のいろいろなパソコンの使いかた”を調べる。
2.パソコンに何ができるか。 例えば、ワープロとして利用したり、パソコンを子供の遊び道具として絵を描かせたり、絵本(CD−ROM)を再生してストーリーを楽しんだりする。つまり、パソコンの使いみちは人によって違い、仕事や遊びなどのTPOに応じたいろいろなことができる。
3.パソコンは何をするためのものなのか。 電源を入れるとパソコンではOS(オペレーションシステム)が動きだし、作業の依頼を受け付ける状態になる。そこで重要なものが、ソフトウェアの実行である。例えば、パソコンをワープロとして使いたい場合には、ワープロソフトを手に入れて、その実行をOSに依頼する。すると、その瞬間、ワープロソフトが動きだし、白紙の原稿用紙を目の前に用意してくれる。つまり、パソコンがどんなことに役に立つかは、実行するソフトウェアによって決まる。ワープロソフトを実行するから、ワープロとして使えるだけのことで、ワープロソフトがなければ、それを実行することはできない。その場合、ワープロとしてパソコンを使うことができないわけである。自分がやりたいことを想定して、自分の求めているソフトウェアを探し出し、店で買わなくては何もできない、つまり、“パソコンを使う人本人がやりたいと思うことをするためのもので、何をするためのものではない。”ということがいえる。
4.パソコンソフトにはどんなものがあるか。 ワープロ・計算・データベース・パソコン通信・電話・FAX・テレビ・手帳・教育関係(辞書・翻訳・図鑑・地図・点字)・専門的分野(音楽・グラフィック)・娯楽(ゲーム・路線検索・心理診断)など
a.ワープロ・表計算としての利用
パソコン用のワープロ・表計算ソフトは、ここ数年で急激な進化を遂げたソフトウェアの要素の一つである。パソコンを何に使ったら良いかあまり目的意識のない人は、とりあえずパソコンをワープロ専用機として使うことが多いのが現実である。パソコンのワープロ・表計算ソフトは実に多機能で、初心者にもやさしい配慮が多いため、パソコン所有者の2人に1人の割合で大学生活に浸透してきている。
b.ゲームとしての利用
ゲームのタイトル数も最近は非常に多い。時間潰しに使えるアミューズメントソフトが数多くあるため、大学生のパソコン所有者でも利用されることが多い。その結果、パソコン所有者の47.2%の割合でゲームをするためにつかわれるようだ。
c.教育関係としての利用
パソコンで辞書や辞典を引く。それは検索性に優れ、動画や音声も含んだマルチメディア情報も手に入れられる。動画での辞書内容の説明は、検索内容がどういうものか一目にしてわかるという利点を持ち、音声での辞書内容の説明は、英語など語学では発音の説明ができ、その利点を最大限発揮する。つまり、従来の本タイプの辞書にはなかったメリットを持っている。しかし、デメリットとして、パソコンソフトの辞書は、本タイプの辞書に比べ、5000円以上も高額であることと、大学生を含め、一般のユーザーがどれが本当に良いものなの(使いやすい)か、本タイプの辞書は手に取って見ることができるが、パソコンソフトは、あくまでパソコンに入力するまでわからない点がある。
d.インターネット・パソコン通信での利用
倉敷芸術科学大学をはじめとして、全国の主要な大学などでは学生にパソコンを購入を任意または強制で行い、大学の講義の休講通知などをするのに利用しているところが存在する。話題のホームページで大学紹介し、世界中の人に大学の情報を公開することで受験生を集めたり、大学について詳しく説明したりすることができるという利点がある。デメリットはインターネットにかかわらず、パソコン通信は接続料金が電話の通話料に加えて、1分・10円(平均)と高額なため、お金がかかる。
その他、パソコンにFAXソフトを入れることによって、FAXとしての利用も可能であるが、使い勝手は市販のFAX電話の方がよいようだ。
e.その他の主な利用法について(内容については省略する)
データベース・手帳・グラフィック・音楽・地図・写真集などがある。
5.最後に 最近のパソコンはスイッチを入れれば使えるというほどの簡単なものになった、しかしまだその反面、パソコンの単体が高価で、まだまだ大学生への普及は一部の人のものでしかない。このテーマで、私は一部の大学生がどのようにパソコンを生かしているかを調べたわけだが、まだまだパソコンの利用法は偏っていて、主にワープロ機としてしか生かしきれていないことがよくわかった。ソフトウエアの有効な利用により、現在の大学生の生活に限定されない、社会の生活に少しずつ変化を与えようとしている。最近では、“インターネット”の特集や新刊パソコン雑誌の増加、そして企業の広告戦略としての“イントラネット”など、パソコンの在り方が注目されていることも事実である。つまり、将来を担う大学生が、パソコンに関心をもって接していくことは、今後の我々の重要な要素であるだろう。
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