ゼミのすすめ方と作品(小論文)について |
どんな雰囲気なのだろうか?
ゼミでは副読本をたくさん利用します。おっと誤解しないで! いまのところ、副読本をよく利用したといえるのはゼミ担当の私。すぐに役立つ情報源としてゼミ生が最大限に活用しているのは次の本です。この本には講義ノートのとり方からレポートの作成や発表会でのプレゼンテーションに至るまで、たいへん幅広い内容があるので、当方の2年次ゼミなどでは特別に活用されています。
「大学生の学習テクニック」 森靖雄 著 (大月書店)
実際のところ私はこの本について、「キャンパス生活全般で役立つ」という感想をもっています。次に、日本語のことばを磨くなどの目的で活用した代表的な単行本2冊――これは国際教養学部 起業学科、山岡萬謙教授のご紹介によるものですが――
「学生のための言語表現法」伊中悦子・高崎みどり著(双文社出版)
「文章表現と会話」 千葉恭造ほか著(双文社出版)
があります。以上はいずれも、私のゼミで部分的な読み合わせに用いました。レポートや小論文まとめの手引き書として次の本なども手軽に読めるようです。なお、同じようなゼミ形式をご採用中の教員の方々には適当な教材をご紹介くださるよう、お願いいたします。すべてを検討の対象とするには数が多すぎるとは思いますが.....。
「アメリカ式論文の書き方」フライ著・酒井一夫訳(東京図書)
ところで、ゼミではまずもって何かを学習することよりも学習の仕方そのものを学ぶことの方がより重要であると私は思います。今日のように価値観の多様化した社会で膨大な情報に曝されて生きている者にとっては、3人集まればすでに一斉教育をくふうすることさえ困難です。
ゼミの時間というのは普通の講義の時間とは違って、多少ともくつろいだ気分で時間が過ぎていくという側面もあります。そのような要素が確かにあるのです。たとえば、今日的な話題を新聞記事の中から自由に選び、500字程度に要約するものとします、または 日刊や週刊の英字新聞(Mainichi Weekly など) の第1面記事を輪読するのでもよろしい、いずれも1年という長丁場の中では目立たない2〜3時間ほどに過ぎませんが、私たちがゆったりとした気分で文章になじみながら、国際的な感覚にふれるのにはちょうどよい機会です。インターネットなど国と国との境界をあいまいにする状況にありますが、それを上手に利用することもできます。
なにしろ、外国人の立場で日本のことを考えるのは並大抵のことではないので、地球人村の住人らしく落ち着いて楽しみながら考えるゆとりも重要です。他方、高校までの一種独特な生活からの転換点がこの fresher の時代だといえます。そういった雰囲気は、ぜひ 次の作品 から察してください。いずれも体験を踏まえた内容のせいか、説得力が感じられるように思うのですが...。お読みになって、皆さんはどんなご感想をお持ちになられるでしょうか?

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