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意見を述べたり自己紹介をするなどの自己表現に際して、一定の社会的見識をもつことをねらいとする。講義ノートの作り方やメモのとりかた、電話や手紙・電子メールの要領を修得する。読書や資料活用の意義・方法等々から、尊敬語や謙譲語に関する話題など深みのある議論の機会をもつ。掘り下げていくにあたっては、なるべく自分自身の体験がきっかけとなって疑問に思ったことや自分が係わった出来事に繋がりのある事柄をテーマとしたほうが、後々まで追究しやすいことに留意しよう。そのほか初期の段階では友人の結婚を祝福するスピーチ、郷土を紹介する文章の作成など、軽いタッチで平易な作業も手がける。
1. 討論のしかた
- 複数の人が一同に会して討論する意義とは何だろうか。それは第一に、楽しい語らいの時を過ごすということだろう。どうやって自分の考えを発表し他人の考えをきくか。会話では相手の意見を聴くという姿勢が重要だが、ゼミナールという場ではどうするのか。
2. レジュメの書き方
- 討論会・講演会・会議などでは、発表の補助的手段として、話す内容を簡潔にまとめた1枚ものの紙片が有効なことを具体例にあたって実体験する。ごく簡単にいえば、レジュメは講演者のためのメモではなく、発表を聞く側にとってわかりやすく整理されたメモということができる。レジュメを書くに際しても、パソコンやワープロを有効に活用したい。
3. 図書館の利用のしかた
- 入学直後の図書館利用ガイダンスの内容をさらに詳細にわたって確認し、ゼミに関係した利用法を具体化する。
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ゼミの形態は、短期間(1〜2週間程度)の活動を基本単位として、そのつどミニ研究成果を発表して他者の意見も参考にし、新たに独自の検討を加えて次の成果につなげるというのが原則である。これらのミニ成果を一つの作品にまとめ上げるための知恵を学ぶ。その実際的な活動の一環として、たとえば、興味ある新聞記事・評論・社説などを要約する練習も盛り込まれる。1年間の前半部分での活動が主張の見えるレポートとしてまとめられるところまで。
1.問題設定のしかた
- ふだん何気なく思うことが自分の研究テーマになる。しいて日常どのように行動するのがよいということはないが、あえていえば、ふっと何気なく思いついたことを気にとめて考え、その要点や疑問点などをメモすることだろうか。さらに、自分の考えを頼りにしすぎると、ひとりよがりの独断に走ったり、公式に発表して指摘を受けるまで偏見に気づかないということも起こるので、同僚などとの間でふだんの会話の続きのような気軽な討論をもって、その意見を聞いてみるのが効果的である。またメモがあれば、電車やバスの中でもゆっくりと構想を練ることができるし、資料の宝庫である図書館で関連事項を調べることもできる。それに最終的なテーマの決定に早くからこだわりすぎないことである。1週間単位で問題設定と解決を繰り返して行うことにより、おのずと道はひらけてくると考えよう。
2.レジュメの書き方(オープンな気持で)
- ある程度の調査や考察がまとまった段階で、今度は自分のレジュメをつくり、1週間の活動報告の機会等に応用してみる。レジュメは第一に誰が見てもわかることが大切である。第二に機能面で重視すべきことは、聴衆の円滑な検討作業を引き出すことによって理解を深め、さらに貴重な問題点の発掘までうながすという働きである。そのため書き方の様式には一応の目安がある。
3.レポートの書き方
- 自分の意見を発表することは他人の意見を取り入れるための第一歩。上記の活動をもとに客観的表現につとめる。書式はもちろん事例に当たって学習するが、要は何度でも書きなおす根気をもつことが大切だ。
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思考力と表現力を養成する。まず、ある与えられたテーマについて小論文を作成する。そこから新たな問題点を発見し、個性の主張する価値と論理的説得性の両面から検討を加える。その過程はたぶんに試行錯誤的にならざるをえないが、結果的には個人の課題やテーマをより一般性の高いものへと昇華する柔軟な思考力と表現力を養うもとになる。![]()
1.テーマの設定
- 問題設定〜解決という個別の取り組みの過程を積み上げていく。他人の意見にも耳を傾け参考にしながら、自分自身のテーマにまとめ上げていく。途中で気づいたことは何でもメモをとって活用する。
2.レジュメの作成
- 作成途中のレポートの骨子を整理しながら、それと並行してレジュメをつくって発表し、その場での討論をもとにレポート内容をさらに検討し編集し直す。このレジュメの利用方法を自分なりに確立していく。
3.発表と討論
- 最終的なレポートの提出に至るまでは、訂正のための期間を考慮して、数回にわたる仮りの発表を行いながら作業を進める。発表の内容は検討段階でのレポートの一部であったり、あるいはレジュメであったりするだろう。また、討論を通じて同僚の取り組みに協力することも自分の作品完成にとって有益である。
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検討・分析能力の養成というとき、個性あるアイデアのひらめきは大変重要である。しかしアイデアがその場限りの一時的なものに終わったのでは意味がない。総じていえることは、数か月にわたる検討・分析の積み重ねがあってこそアイデアも生きる場所を得るということだ。
1.問題設定の深めかた
- テーマにもよるが、問題設定からレポート完成に至るまでには、通常、何度も問題のとらえ方や分析の方法を変更するのがふつうである。そういった過程を経てはじめて深みのある調査・研究が達成される。
2.文献の読み込み
- 時宜を得て参考文献を読み込み、資料や史料を活用する。それらの引用のしかたも工夫する。また、新たなデータ表現を作品に盛り込むなどして、発表する内容や主張の客観性を高めたりすることができる。
3.レポート・論文の作成
- ゼミナールを中心とした1年間の研究活動の総仕上げとして、各人自作のレポート(報告書)または小論文を提出する。ワープロで打つ文字の大きさは、本文を12〜14pointくらい、題名はその2倍程度にし、ページ数はだいたい2ページから6ページ程度を目安とする。経験を積んだ文筆家でさえも、なかなか『これでよい』という表現には到らないものである。文章表現を手直しすることはまた、テーマをより鮮明にし、主張をわかり易くしていく過程でもあると心得よう。
