金丸 未来

陶芸

「ひなたぼこ」

金丸 未来

陶芸

「ひなたぼこ」

interview

Q

どんな作品を作成していますか

A

自分の「したい」

犬ばかり作っていて、自分の中で思う犬を取り巻く世界を制作しています。犬の表情や仕草から、自分の「したい」を表現した制作です。私がいいなと思って制作した作品を、見てくださる皆さんもいいなと感じてもらえたら嬉しいです。

Q

このタイトルにした理由を教えてください。

A

幸せな「ひなた」

日が当たっている暖かい空間。当たり前に当たっている空間だけど、そんな漠然とした私が"なんかいいな"と思うものが"ひなた"で、そこから「ひなたぼこ」というタイトルにしました。柔らかな毛並みと、その暖かさが心にじわっときて“ひなた”をさらに表現できると考えています。

Q

なぜ犬を題材にしたんですか?

A

距離が近い動物

昔から犬は、他の動物よりも距離が近い動物だと思っていて、笑顔を向けられた時の愛しい気持ちや、心にじわっとくる部分が印象にあります。そんな幸せな時間を作品から感じ取ってもらえたらと思い題材にしました。

Q

苦労したことはありますか?

A

中が空洞になっている

粘土の割れや乾燥具合に注意して制作していく点に苦労しました。中が空洞になっているため、中と外を同じペースで湿り気を維持せねばならず、そこが大変でした。あとは制作する上で自分と向き合わないといけないことが多くそれも大変でした。

Q

つくるときに大切にしていることはなんですか?

A

深層心理から引き出して

自分の深層心理から引き出したものを作品に盛り込んでいくことです。そこに辿り着くまでの過程を大切にしています。私の作品全てに共通しているこだわりでもありますが、根底にかわいさは絶対に意識していて、今回、可愛さを重視して制作しました。丸さと犬の毛が日にあたってフワッとする感じを表現しました。これらの動きの根底には共通して可愛さを出すことを追及しました。

Q

作品を制作して成長したと思えることはありますか?

A

思い浮かべながら制作できている

今まで絵を描いたものを、そのまま形にしてきましたが、最近は自分の頭や心の中で思ったものを思い浮かべながら、制作できている所が、成長できた部分だと感じています。

Q

後輩へのメッセージをお願いします。

A

深く掘り下げて考える

自分のやりたいこと好きなことを、表面的ではなく、深く掘り下げて考えてみてください。