どんな作品を作成していますか
自分の課題と向き合うため
自分の中の負の感情を土器や壺の形にして、織物で表現しています。自分の中の後悔を課題とし、その課題と向き合うために目に見える作品として残しました。
このタイトルにした理由を教えてください。
フラットな負の感情
初めは「負の感情」というタイトルを考えたのですが、堅苦しく重たいイメージになってします。「ふのかたち」にし、作品の色合いもカラフルすることで、フランクに捉えてもらえるようにしました。自分の抱えている課題と今後向き合い、うまく付き合っていきたいと思って負の感情を作品にしました。
なぜファブリックで制作しようと思ったんでしょうか?
過程の楽しさ
織物は糸を一本一本差し込んでいくため、とても時間のかかる作業ですが、出来ていく過程を見ることを楽しく感じるからです。
作品のこだわりを教えてください。
つづれおり
様々な色を使い、配色のバランスに気をつけたことです。綴織(つづれおり)という技法で絵を描く様に織っています。
苦労したことはありますか?
形を考えること
織の作業は時間がかかる事も大変でしたが、それよりも形を考えること、織でその形を実現することが大変でした。
作品を制作して成長したと思えることはありますか?
段取りがうまくなった
作品を見て自分と向き合うことができたので、たくさんの量を作る中で段取りが上手くなったと感じました。また、今までにない挑戦だったが、スケジュールを管理し、作業時間を自分の体力や集中力を見てコントロールできる様になりました。
後輩へのメッセージをお願いします。
早めの準備が大切
卒業制作は今の自分と今後の自分の活動において、大きなポイントとなる制作だと思います。適当に考えずにじっくり考え、自分の作りたいものは何かを見極めて制作に取り組んで欲しいです。あとは、時間が本当に無いので、3年生の時から、ぼんやり何をしたいかを考えて、4年生になったら、すぐに動けるようにしておくといいと思います。がんばってください!