西谷 涼

イラストレーション

「星の行方」

西谷 涼

イラストレーション

「星の行方」

interview

Q

どんなものをつくっていますか?

A

「モノクロームとカラー」

モノクロームとカラーを使ったアニメーションを作成しています。光と影の表現について、イラストレーションでの表現技法を追求しています。3年の時に、いくつか作った絵本の作品を使って再び挑戦しました。

Q

このタイトルにした理由を教えてください。

A

星の海を歩き続ける

星と深海をコンセプトに制作しており、その星の海を少女が歩き続ける物語なので、このタイトルにしました。

Q

このテーマを選んだきっかけはなんですか?

A

再挑戦

3年生の時に描いた時の絵本のテーマを「光と影」にしました。しかし、その時の出来栄えに満足できなくて、卒業制作で再挑戦したいと思いました。再び「光と影」をテーマにし、新しい試みという点でアニメーションにも挑戦しました。

Q

苦労したことやこだわったことはありますか?

A

暗さと明るさの融合

アニメーション制作が初めてで、触ったことのないソフトの技術面で苦労しました。こだわった点は、モノクロームは暗く、カラーは明るくひらけた表現を違和感なく融合させた所です。また、髪の揺れやスカートの揺れ、歩きかたなどの動きをより自然にすることに苦労しています。

Q

影響されたものはありますか?

A

絶望の中の一筋の光

影響された絵柄は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」です。絶望の中に一筋の光があるようなものが、好きだからです。

Q

作品を制作して成長したと思えることはありますか?

A

物語の展開

絵本は場面転換が多い中、アニメーションは連続して進む表現が必要で、アニメーションにあった物語の展開を考えられた所が、成長できたことです。

Q

後輩へのメッセージをお願いします。

A

自分が何が好きか

イラストレーション分野では3年次から自分の世界観や絵柄を作品に出すことがとても大切だと実感しました。今一度、自分はどんな絵柄が好きで、どんなモチーフが好きで、どんな世界観の物語が好きで…と、自分の“好き”を自己分析しておくと卒業制作や就職活動の手助けになってくれると思います。3年次から卒業まであっという間なので悔いの残らぬよう駆け抜けてください!