岡本 大河

生活プロダクト

「ライブな靴の魅力を可視化する」

岡本 大河

生活プロダクト

「ライブな靴の魅力を可視化する」

interview

Q

どんな作品を作成していますか

A

靴のマネキン

靴の存在を輝かせるマネキンを作りたいと思い、靴の中の足形を制作しています。靴屋でのバイトを通して、服と比べて靴を雑に扱うことへ疑問を持つようになり、もっと靴に興味を持って欲しいとの思いから、根本的な解決方法を視野にいれた、作品づくりをしようと思いました。日々過酷に頑張ってくれている靴への敬意も込めて、この作品作りをしました。

Q

このタイトルにした理由を教えてください。

A

靴の「動き」を魅せる

靴の「動き」を魅せられるような、靴専用のマネキンがあったら良いのではないかと考え、公共の場でも使えるデザイン性のある作品をテーマにしたからです。

Q

アルバイトを通して、靴に対する感覚は変化しましたか?

A

靴を自分の一部として

例えば、日本では脱いだ後の靴は自分の意識から消えてしまいます。このように靴文化が根付いてないので、靴を大切にするという意識が弱いと感じるようになりました。毎日、地面の汚れと直接関わる、過酷な使われ方をするのに、毎日、手入れされていないことも、気になるようになりました。もっと、自分の一部として意識できる存在にしたいという想いが強くなりました。

Q

苦労したことはありますか?

A

重力がかかることで曲がる

靴は足形だけだと曲がらず、重力がかかることによって曲がるものなので、その辺をどう解決するかが、いちばん苦労しました。 テーマやコンセプト決めをすることも苦労した点です。

Q

こだわった部分はありますか?

A

靴の様々な動きや表情

靴の様々な動きや表情を見せられるように試行錯誤しました。靴の魅力を分かってもらい、それを伝えられるようにこだわりました。

Q

作品を制作して成長したと思えることはありますか?

A

うまく行かない経験も成長に

今までの作品作りでは、長くても一カ月ぐらいの制作期間だったこともあり、1年間かけての制作は初めての経験でした。試作品を作って、予定道りに仕上がらないことや、スケジュール通りに進めれなかったことも含めて、自分としては成長できたと思える良い経験になったと思います。

Q

後輩へのメッセージをお願いします。

A

熱意を持ってできること

好きなテーマを決めて、1年間熱意を持ってできることを、楽しんでやって欲しいなと思います。