齋藤 菜月

ビジュアルデザイン

「手と手で繋がる」

齋藤 菜月

ビジュアルデザイン

「手と手で繋がる」

interview

Q

どんな作品を作成していますか

A

耳が聞こえない人も楽しめる

手話を楽しく覚えるツールです。指文字の50音をカードゲームにして、耳が聞こえる人も、聞こえない人も2〜4人で遊べます。ひらがなを楽しく覚えられるように、手話を指文字カードゲームで遊びながら覚えられるツールにしました。

Q

このタイトルにした理由を教えてください。

A

話をして繋がりたい

私は人と話すことが好きなので、「手話」を第二言語として身につけたいと思いました。手を繋いだり、指文字で、いろんな人と話をして、繋がりたいと思ったからです。

Q

なぜ手話に注目したのですか?

A

手話でも話してみたいと思ったから

自分の好きなことを挙げていくと、自分は人と話すことが好きなのだと思いました。耳の聞こえない、お子さんを持つ母親を見て、手話でも話してみたいと思ったからです。

Q

苦労したことはありますか?

A

聞こえない人も楽しめる

ゲームをする時はよく声を使いますが、それでは耳が聞こえない人が楽しめないので、聞こえない人も楽しめるゲーム作りも大切だと思いました。自分は耳が聞こえるので、耳が聞こえない人にとっての分かりやすいルールを決めるのに苦労しました。

Q

こだわった部分はありますか?

A

手にとってもらいやすいデザイン

従来の「手話」を学ぶものは、教材的で、とっつきにくい部分も多かったので、ポップで可愛い雰囲気で、手に取ってもらいやすいデザインにすることにこだわりました。

Q

作品を制作して成長したと思えることはありますか?

A

視野が広がった

聾学校を実際に取材して、その雰囲気の明るさが、耳が聞こえない人に抱いていた先入観とは大きく違っていて、視野が広がりました。

Q

後輩へのメッセージをお願いします。

A

こつこつ作成すること

こつこつ制作するのがいちばんで、一日、数時間ずつ作っていけば、1週間経てば大きな時間になります。しっかり楽しんで制作に臨んでください。自分の視点だけで制作するより、色々な人の意見を聞いた方がいいと思います。