デザイン芸術学科
ガラスコース
INTERVIEW
Q.
どんな作品をつくっていますか?
A.流れ落ちるイメージを元に
スランピングという技法を使って、流れ落ちるという動きに注目して流れ落ちるとはどんなイメージがあるのかを考え、自分なりの流れ落ちるイメージを元に制作しています。作品を見てガラスじゃないようにみえてガラスで作られていることに驚いてもらえると嬉しいかなって思ってます。
Q.
このタイトルにした理由を教えてください
A.自分なりのイメージ
自分なりの流れ落ちるイメージが「切なさ」や「儚さ」であり、その色のイメージが青色かなと思い、「切なさ」や「儚さ」を青色と表現しました。そして、切なさや儚さだけじゃなく、ガラス本来の綺麗さや美しさといった輝いている部分も見てほしいという意味を込めたタイトルにしました。
Q.
苦労したことはありますか?
A.ガラスの垂れ落ちる具合の調整
ガラスの垂れ落ちる具合の調整に苦労しました。電気釜の中に入れて温度設定でガラスの垂れ具合を見るんですが、どの温度だといい感じのガラスの垂れ具合なのか探り探りでやっているのでそれがとても苦労しました。
Q.
作品を制作して成長したと思えることはありますか?
A.先生に頼らず一人でできるようなった
作品を制作するにあたっての計画性と先生に頼らず一人でできるところはやるようになりました。三年生の頃は制作するための計画性があまりなく制作してましたが、4年生になってから制作するための計画性を意識するようになり、計画を立てて制作をするようになりました。そして4年生になってから一人でできることがほんの少し増えたことが自分的には少しは成長しているのかなと思います。
Q.
制作するときに大切にしていることはありますか?
A.自分が納得するまでやる
自分が納得するまでやること。中途半端に終わらせると自分の中で心残りがあり、作品を見る人からも中途半端な作品だと思われるため、自分が納得する作品が出来るまでやることを大切にしています。
Q.
この作品を作ろうと思ったきっかけはなんですか?
A.オープンキャンパスで評判が良かったこと
3年生の前期に先生がいろんな作家さんのガラスの作品を見せてくれたときに目に入ったのがガラスを垂れ流した作品で自分の中でこれだと思い3年生の前期に制作したが、うまくいきませんでした。しかし、オープンキャンパスに出す機会があり、展示したら高校生やその親御さんなどから驚かれることが多くとても評料が良かったのでこれをやろうと決めました。
Q.
後輩へのメッセージをお願いします
A.完璧は求めすぎないこと
完璧は求めすぎないということ。完璧な作品を作ることは悪くないことですが、完璧を求めすぎると自分が納得するまでのゴールを行き過ぎて逆に作品がわからなくなったり、完璧に作品を仕上げなきゃと思うと力が入りすぎて失敗が多くなったりすることがあるため、求めすぎず気楽に楽しく制作すればいいんじゃないかと思います。
出戸 僚太郎
『一瞬の青と異なる重力』