デザイン芸術学科

日本画コース

笠原 幸芽
『白象図』

INTERVIEW

Q.

どんな作品を作成していますか?

A.「白象図」という日本画

「白象図」という日本画の伝統的な画題の作品を制作しています。「白象図」は画面いっぱいに描かれた白象がモチーフの古典的な画題でそれに倣って制作してみたいと考えました。

Q.

苦労した事はありますか?

A.表現に苦労した

今まで制作したことのない大きさの作品のため、画や線の構成・白象の迫力ある表現に苦労しました。

Q.

こだわった部分はありますか?

A.写実的で日本画的な表現

2年生の頃から「白象図」を描きたいと考えており、動物園などで実物を見に行って資料を集めていました。骨格や質感などの写実的な表現でありながら、日本画的な表現に落とし込むことをこだわりました。

Q.

作品を制作して
成長したと思える事はありますか?

A.必要な線を選んで描く

今までの作品でも線を大切にしていました。その中でも、凹凸を表現するための線・輪郭の線といった必要な線を選んで描くことができるようになったと思います。

Q.

作品を作るときに気をつけていること

A.形や質感表現のみで画面を持たせる

大きい作品ですが、背景がおとなしい色でモチーフも白一色なので色に頼りきりになれない作品となっており、形や質感表現のみで画面を持たせる力が必要なので、この辺りに気をつけながら頑張りました。

Q.

心境の変化はありましたか?

A.自分の表現にどう落とし込むか

大学で古典的な日本画について学び、その学びを自分の表現にどう落とし込むかという考えを大事にしています。

Q.

後輩へのメッセージをお願いします

A.スケジュールをしっかり立てよう!

私の場合、進学に向けた作品制作という位置付けでスケジュール管理が大変でした。あらかじめスケジュールをしっかり立てておき、作品制作に十分な時間を配分できれば、よい作品になると思います。

笠原 幸芽

『白象図』