動物人間関係学研究室

動物を介しながら障害者のことを考えてみよう

障害は「身体」「精神」「知的」の3つに分類されます。身体障害者の方々の中には、補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)を利用されている方もいます。しかし、十分に社会に浸透しているわけではありません。また、精神障害者や知的障害者では、その利用はほとんど認められません。ですが、イヌと交流することで精神・知的障害者の行動が変わることがあります。その理由や理論を科学的に追究していくことで、動物たちがもつ力を証明していくことが可能になっていきます。

地域連携で新しい自分を発見しよう

私たちは、環境による影響を受けて生活しています。その身近な環境を活用して、自分を成長することができます。地域の方々に先生となってもらい、自分たちが得意分野で先生となって地域に貢献していくのです。若い学生さんには、自分では気づかない可能性が秘められています。皆さんは、地域での活動で大きく成長することができる存在なのです。アニマルセラピーを軸とした地域貢献に取り組んでいきましょう。フィールドワーク研究では、自己成長も期待することができます。

教員紹介

教授 川添敏弘 博士(学術)、獣医師、臨床心理士
教員情報の詳細:倉敷芸術科学大学 教育研究業績データベース

研究活動

研究は主にヒトを対象に実施してきました。言葉での自己表現が難しい子どもや高齢者、知的障害者がイヌと交流することで変化していく姿を行動分析という手法を中心に研究してきました。イヌは「癒しの杖」を持っているわけではありません。しかし、行動を分析することで不思議な力を持っていることに気づくことができます。そこを科学的に証明しています。また、科学にこだわりすぎると学生さんの大切な感性を失うことにもなってしまいます。フィールドワークを通して地域につながることで、学生さんが身に付けている個性を重視した取り組みも展開していきます。

メッセージ

私は「癒し」という言葉が好きではありませんでした。それは、漠然とした文学的な匂いがして科学的な要素をごまかす言葉のように感じていたからです。ですから、研究テーマから外していました。しかし、それにもかかわらず、学生さんが「癒しの研究をしたい!」とやってきました。仕方なく心理学的手法を用いて科学的に分析すると、とても興味深い結果を得ることができました。学生さんの感性が私の盲点を開いてくれたと感謝しています。研究って本当に面白いです!でも、研究だけでなく、活動も好きな人、探求心がある人こそが大学生活の成功者になると思っています!