芸術研究科
芸術研究科 修士課程
美術専攻
絵画、彫刻、工芸、映像、デザインの分野で、現在活躍している教授陣を擁し豊かな感性・知生・人間性の育成を目指し専門分野の技能理論の研究を深めます。さらに芸術の複合化という新たな状況への対応を含め院生個々にテーマをもって、その表現の可能性を模索し、切り開いていき、併せて制作理論についての研究を行います。
本学の豊かな自然にかこまれた環境のもとに、新たな創造と伝統を作っていきます。
系列 | 教員氏名 | 主な研究内容 |
日本画 | ●森山知己 | 伝統的素材や技法、並びにその表現の研究と制作 |
西洋画 | 五十嵐英之 | 油彩画を中心とした技法および表現の研究 |
川上幸之介* | 現代アートを歴史、思想、構造から総合的に理解し、社会との相互関係を読み解くことで今後の展開を考察する | |
映像 | ◎小出肇 | 映像における制作技術および演出技術の研究と制作 |
中川浩一 | 多様な配信媒体を念頭においたアニメーション表現技法の研究 | |
馬場始三 | モバイルアプリの制作研究、ならびに実社会の課題解決を志向したモバイルアプリの応用研究 | |
丸田昌宏 | 幅広いジャンルの映像コンテンツ制作 特にCMおよび番組等の研究 |
|
彫刻 | 田丸稔 | 身体感覚に基づいた塑造技法による具象彫刻の応用研究 |
デザイン | 後藤秀典 | グラフィックデザインをベースとする、ブランディング、トータルデザイン研究 |
柳田宏治 | プロダクトデザインおよび人間中心設計の実践手法の研究 | |
クリス・ウォルトン | イラストレーション、グラフィックデザイン | |
工芸 | ●磯谷晴弘 | 吹きガラス、鋳造ガラス等を用いた造形的作品の制作研究 |
張慶南 | 電気炉を使った鋳造ガラス、エナメル彩などの制作研究 | |
松岡智子 | 日本と西洋の近代美術史、博物館学およびカルチュラル・スタディーズ(フランスを中心として) |
※系列・科目・担当者については変更になることがあります
●2023年3月退職予定
◎2022年3月退職予定
*授業は担当しますが、研究指導は行いません。
入試情報はこちら
芸術研究科 博士課程
芸術制作表現専攻
絵画系
制作実技を通して、新しい時代の絵画表現に関する教育研究を行い、作家の育成ならびに美術に関わる諸分野での指導者の養成をはかることを目標としています。
この目標を達成するため、まず我々が属する文化の歴史的・地域的な位置(座標軸)を認識し、現代美術が直面する諸問題と突き合わせながら、創造領域の拡張(ひろがり)の可能性を探求します。そうすることによって現代表現としての新しい時代に応える絵画表現の実現を目指します。
分野 | 教員氏名 | 主な研究内容 |
日本画 | ●森山知己 | 古典作品に見られる技法や表現を手がかりに、素材自体、また利用意図についてを深く再考し、その特質についての理解を深める。また「日本画」の定義を試み、新たな表現を制作を通して研究する。 |
西洋画 | 五十嵐英之 | 油彩画を中心とした表現と技法との関連性について制作をとおして研究する。 自らの表現意図に相応しいメティエを探求するため、様々な素材・技法を試みる実験的作品の制作および絵画組成に裏付けられる作品制作研究を行う。 |
彫刻系
塑造や環境造形における制作研究と理論研究を行います。塑造では、特に内触覚的な感覚を重視しての実制作に取り組み、具象表現の可能性について追求するとともに、高次の制作理論の構築を目指します。また、環境造形では現代の美術表現領域の指向する制作の作品による表現研究と、制作の発想および制作の過程等の理論的考察を試みます。
分野 | 教員氏名 | 主な研究内容 |
彫刻 | 田丸稔 | 身体感覚に基づいた塑造表現による人体イメージの形象化の制作研究、および人体やその他の具象表現における、各地の文化的普遍性と特異性の比較研究。また、彫刻や立体表現以外の表現領域との比較等により、制作者個々における独自表現の確立を目指す。 |
工芸系
工芸諸分野の制作実技を通して、高度な制作表現の教育と研究をします。多くの分野にわたる現代の工芸においては、その研究も多岐にわたり、加えて理論的な探究と材料学等の研究も重要であり、先端技術の研究にも及びます。
関連科目 | ●磯谷晴弘 | ガラス素材による造形作品を研究する。制作の動機、発生の根源を個人的、社会的あるいは学術的に追及しながら作品制作を進めていく。技法的には吹きガラスを主体とした制作研究を進める。 |
張慶南 | ガラスを素材に、KILNの制作技法で造られる、ガラス造形研究を行う。研究の幅を決めずに実験と制作を重ねることで、様々な可能性と他の人との差別をつけたオリジナル性のある形を探求する。 | |
関連科目 | 馬場始三 | 実社会の課題解決を志向したWebサービス技術やモバイルアプリの応用に関する研究。 |
中川浩一 | クラシカルなアニメーション技法や演出論およびレイアウト論の理解をベースに、アニメーションとしての表現方法を開拓・研究する。 | |
松岡智子 | 日本美術史特に日本近代美術史・文化交流史、博物館学、現代フランス文化史について研究する。 |
※系列・担当者については変更になることがあります
●2023年3月退職予定
入試情報はこちら