2023.04.27
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ゴールデンウィーク特別企画展
ゴールデンウィーク特別企画展
「虎次郎 素描(デッサン)のすすめ 1919」
2Fにて児島虎次郎のスケッチブック初公開!
本展は、1919年に児島虎次郎が描いたスケッチブック一冊の内容を初公開しています。 ※スケッチブック一冊と手紙一通以外は、スケッチブックから複製したものとなっています。
1919年は、児島虎次郎が38歳の頃であり、第二回ヨーロッパ留学・第一回西洋名画蒐集(後の大原美術館の礎となる)のため訪欧した時期でもあります。再留学の出発の前には東京と大阪で個展を開き、美術雑誌「中央美術(五月号)」に『児島虎次郎特集』が掲載され、多くの美術専門家や画学生に影響を与えています。 この訪欧では多くの画家たちのアトリエを訪れ名画の蒐集を行う中、「サロン・ソシエテ・ナショナル」へ出品し、当時のフランス大統領デ・シャネルから賞賛されフランス政府に作品が買い上げとなり、日本人画家として最初のサロン・ソシエテ・ナショナルの正会員となっています。虎次郎は多くのスケッチを残しており、一貫して描くことの基礎である素描力(デッサン力)を大事にしてきました。この展覧会が学生の皆さんにとっての基礎とは何かを考えるきっかけになれば幸いです。