大杉忠則准教授(生命科学科)スポーツクライミング岡山県国体代表監督就任(2021.4.28)

本学の大杉忠則准教授(生命科学部生命科学科)が、岡山県のスポーツクライミング国体代表監督(少年女子)に就任されたということでお話を伺いました。

 


-岡山県国体代表監督就任おめでとうございます。まずは、競技としてのクライミングにはどのような種目があるのか教えていただけませんか?


現在、競技として行うスポーツクライミングは、「リード」「ボルダリング」「スピード」という基本的な3種目があります。

スピード以外の種目は、競技会場ごとに異なる壁の角度が異なり、課題に使われるホールドの種類・配置も様々であり、1つとして同じルート(課題)はありません。選手は、頭で戦略を立てつつ、身体をうまく使って完登を目指します。

※「リード」・・・高さ12m以上、幅3m以上の人工壁に、ホールドと呼ばれる突起物を使って作られたルートを登り、その到達高度を競います。選手は安全確保のため、支点にロープをかけながら登っていき、一度落下すると、そこで競技は終了となります。

※「ボルダリング」・・・高さ5m、幅6mの人工壁2基に4つの課題を設け、制限時間内にいかに多くの課題でゴールや途中に設定してある「ゾーン」まで到達できるかを競います。

※「スピード」・・・高さ15mの人工壁の頂点に先に到達することを競います。ボルダーとリードはホールドの配置が毎試合異なり、競技直前にしか見ることができませんが、スピードはホールドの位置や角度が国際規格で統一されています。

 


-これから国体に向けてはどのような活動をされるのですか?


まずは、52日に岡山県予選会が開かれます。この大会での成績優秀者に対して指導を行うこととなっています。

その後、少年女子代表チームは7月に開催される中国ブロック大会でチーム順位が2位以内で、925日から開催される国体(「第76回国民体育大会-三重とこわか国体-」)に出場することができます。

 


-代表選手への指導はどのように行う予定でしょうか?


私が指導を務めるのが、少年女子で、中学3年生から高校3年生までの女性選手の競技カテゴリーになります。

国体では、「リード」と「ボルダー」の複合競技ですので、持久力と瞬発力のどちらもが必要とされます。クライミング楽しむという気持ちを大切に、先人たちも経験してきたクライミングの醍醐味である達成感、成功体験を感じられるような練習を通して能力向上を目指したいと考えています。

また、若年層女性アスリートであることから、コンディショニングにも気を配っていきたいと思っています。

また、本学クライミング部の学生にも代表選手のサポートを行ってもらう予定です。大学ボルダリング壁も練習として利用しようと思っています。

 


-最後に、いまのお話に出ました倉敷芸術科学大学のクライミング部の活動など教えてください。


クライミング部は、大学ボルダリング壁の建設とともに創部したサークルで、今年で5年目となります。様々な学科からメンバーが集まり、岡山県国体代表を目指して日々トレーニングを行なっています。

学内でのボルダリングのみならず、学外クライミングジムでのボルダリングやリード練習、また岡山県には多くの自然の岩場(クライミングエリア)がありそこに遠征して登ったりしています。

大学の測定器を使い定期的に体組成を計測し、トレーニング内容や体重管理の目標設定、希望者には専門の先生より栄養指導のアドバイスもいただいています。

トレーニングだけでなく、岩場の清掃活動や平成30年7月豪雨で被災した地域のボランティア、市のスポーツフェスティバルでのスポーツクライミング普及活動など地域貢献にも取り組んでいます。最近は、県内企業、岡山県山岳・スポーツクライミング連盟と共同で、登攀時に使用するクライミングチョークの開発にも携わっており、SDGsについても理解を深めています。

 


-先生とクライミング部のこれからのご活躍を応援しています。本日はありがとうございました。

(2021.4.28)