動物生命科学科 2019年度オーストラリア海外研修 報告(2019.09.02-09)

2019年9月2日(月)から9日(月)の8日間、生命科学部動物生命科学科の希望者を対象にオーストラリア海外研修を実施いたしました。

本学科では、学生の語学力の向上と国際感覚を養うことを目的の一つとして、毎年希望者を募って海外研修を行っています。
2016年度からは、オーストラリアのクイーンズランド州ケアンズ、ブリスベン、ゴールドコーストの3都市を訪問しています。この期間中に、本学園海外提携校の動物看護師養成機関 Animal Industries Resource Centre(AIRC;ブリスベン)に学生を派遣し、現地の専門教員との交流を行なっています。
昨年度からは「在学時にオーストラリアの動物看護師国家資格を取得できる日本で唯一の大学」を柱に加えて取り組んでおり、本年9月には教員2名の引率にて学生23名がAIRC、専門動物医療センター(Veterinary Specialist Practices)や動物保護施設(RSPCA)、コアラ保護園などを視察しました。
昨年の海外研修で資格認定者による実地試験を受けた4年生(2018年度卒)2名は、その後の実技試験も合格し、見事取得することができました。本年は受験者が増えたことを受け、当該学生と本資格保有者の教員1名の5名が9月1日(日)から先発渡豪し、到着日の9月2日(月)から4日(水)までAIRCにて研修を受けました。後発の学生19名と教員1名は9月3日(火)に成田空港を出発し、9月4日に合流しました。
主な実技試験は、11月末にAIRCから講師として派遣される資格認定教員(オーストラリア登録獣医師)によって本学教育動物病院で実施される予定です。
9月2日 ケアンズ空港到着。その後、国内線からブリスベンに移動。ブリスベン到着後にAIRCに移動し、研修開始。
9月3日 AIRCにて研修。
9月4日 午前:University of Queensland獣医学部附属教育動物医療センターにて研修。
早朝に教員1名と学生19名が成田空港からゴールドコーストに到着。
ブリスベンのコアラサンクチュアリー(世界最大のコアラ保護園)にて
研修。お昼に4年生が合流。
9月5日 RSPCA(動物虐待防止協会:動物保護施設)訪問。
9月6日 AIRC、動物救急医療センターを訪問。ブリスベンが一望できるMtCootha
にてfish & chipsの昼食。その後、ゴールドコーストへ移動
9月7日 ゴールドコーストにて各自、英語による市内研修。
9月8日 早朝便にてブリスベンからケアンズへ移動。ケアンズ到着後に2班に分か
れて世界遺産を視察。1班は手付かずの大自然に触れられるキュランダ、
もう1班はグレートバリアリーフのグリーン島での水生生物の観察等。
9月9日 ケアンズ国際空港から関西国際空港に全員無事に到着。

この研修は、小合龍夫教育助成金の支援を受けて実現しました。この支援により、学生は大変貴重な経験を積む事ができました。心から感謝いたします。

写真1:AIRCでのMik先生とTaylor先生によるレクチャー。日本ではなじみの無いバナナの皮と身を動物の皮膚と血管に見立てた静脈内留置針設置の練習風景。


 

 

 

 

 

 

写真2:ドッグドールを使用した気管内挿管の練習風景。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真3:獣医師と動物看護師が連携して治療やケアに当たる動物救急医療センター(Animal Emergency Services)と専門動物医療センター(Veterinary Specialist Practices)を訪問しました。両病院の案内は、過去2回の訪問時と同様に、動物看護師の責任者であるJaneさんに行ってもらいました。病院施設内は、診察室11室、眼科室、画像診断室、心エコー室、X線室、MRI室、手術室5室(動物救急医療センターは3室)などがあり、集中治療室(ICU室)には常時、複数名の専門動物看護師が勤務していました(上写真)。X線はデジタル(DR)に変わっており、安全性と画質が向上し、高速撮影が可能になっていました(下写真)。