より多くの人に利用しやすい配色-ユニバーサルカラーについての授業を実施-(2021.07.19)

本学デザイン芸術学科では、2年生までアート・デザインの幅広い分野について学び、3年生から専門分野の実習を履修します。今回、2年次開講専門科目の「デザイン演習II(ファッション・テキスタイル分野)」で “カラーユニバーサルデザイン” 及び “ユニバーサルカラー” を取り扱った授業が行われました。

私たちは日々の生活のなかでさまざまな色を見て過ごしていますが、実は、生まれつきで色の見え方・感じ方が人によって違うそうです。また、病気や老いによっても色の見え方・感じ方が変化することもあるそうです。“カラーユニバーサルデザイン” とは、こうした人間の色覚の多様性に配慮し、より多くの人に利用しやすい配色を行った製品や施設・建築物、環境、サービス、情報を提供するという考え方です。

授業では、カラーユニバーサルデザインの基本的考え方を学ぶとともに、「色のシミュレータ」アプリとワークブック『ライフケアカラー みなんながわかりやすい色』(一般社団法人日本カラーコーディネーター協会発行)を教材として使って演習を行いました。

演習では「ゴミ分別の色」として燃えるゴミ、燃えないゴミ、カン・ビンなどのごみ箱をどんな色が良いか考えたり、「食品(スーパーの陳列図)の色」として青果、鮮魚、精肉などをどんな色が良いかについて考えました。


受講した学生の感想

  • 「ユニバーサルカラーについて聞いたことはあったが、どのような理論でそうなるかはわからなかったので知れてよかった。」
  • 「どの色覚タイプにとっても見分けやすさとイメージが一致するような配色を考えるのは難しかった。」
  • 「自分の好きな色を使用するのではなく、見え方の違う人たちにも配慮したほうが“デザイン的”だと感じた」
  • 「色のシミュレーターはいろいろと使いたいです」

担当教員(正宗幸子・特担准教授)からのコメント

倉敷芸術科学大学では、時代の求める人材育成をしています。

カラーユニバーサルデザインは、世界の全ての国・業界が推進しているの活動である「SDGs」とも親近性があり、これに配慮できるデザイナーを養成したいと考えています。

今回の授業は、一般社団法人日本カラーコーディネーター協会のワークブックを日本で初めて大学の授業に取り入れました。そのため、後日、日本カラーコーディネーター協会HPに掲載される予定となっています。