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「糸と心」

INTERVIEW

このテーマを選んだ
きっかけはなんですか?

コロナ禍でおこされた繊細な心を糸で表現したい

新型コロナウイルスの影響で、
2年間ほど大学にまともに通うことができませんでした。
それによって、憂鬱な気分になっていました。
また、今回は刺繍で作品を作るので、糸を素材として用いるわけなのですが、
この糸も、力を入れると簡単に切れたりからまったりと繊細な部分があります。
そこで、コロナ禍によって生じた心の繊細さを糸の繊細さで表現したいと
思ったことがきっかけになります。

新型コロナウイルスの影響で、2年間ほど大学にまともに通うことができませんでした。それによって、憂鬱な気分になっていました。
また、今回は刺繍で作品を作るので、糸を素材として用いるわけなのですが、この糸も、力を入れると簡単に切れたりからまったりと繊細な部分があります。
そこで、コロナ禍によって生じた心の繊細さを糸の繊細さで表現したいと思ったことがきっかけになります。

制作した作品の
こだわりはなんですか?

イラストを布にプリント→
その上から刺繍

コロナの影響で学校にきて制作することができず、
iPadでイラストを描いていました。
その時に描いたイラストを布の生地にプリントして、
その上から糸で刺繍をしているところがこだわっています。

コロナの影響で学校にきて制作することができず、iPadでイラストを描いていました。
その時に描いたイラストを布の生地にプリントして、その上から糸で刺繍をしているところがこだわっています。

刺繍や染めで表現されていますが、
その理由はなんですか?

自分の心の彩りは、
学んできたもので表現する

iPadでは白黒でイラストを描いています。
そのイラストを布にプリントした後、
色を塗りたいところに、筆を用いて絵の具の代わりに染めを行います。
なぜ、わざわざ刺繍や染めで色を表現するかというと、
自分の心の彩りをインクやプリンターで表現するのではなく、
自分の学んできた手法で制作したいと思ったからです。

iPadでは白黒でイラストを描いています。そのイラストを布にプリントした後、色を塗りたいところに、筆を用いて絵の具の代わりに染めを行います。
なぜ、わざわざ刺繍や染めで色を表現するかというと、自分の心の彩りをインクやプリンターで表現するのではなく、自分の学んできた手法で制作したいと思ったからです。

どのようにイラストを布に
プリントしているのですか?

ある企業さんとのつながり

自分が大学2年生の時から、倉敷美観地区にある、
布の生地や自分のオリジナル作品を作れる企業さんにお世話になっていました。
その企業さんのプリンターで布の生地にプリントしていただいています。

自分が大学2年生の時から、倉敷美観地区にある、布の生地や自分のオリジナル作品を作れる企業さんにお世話になっていました。
その企業さんのプリンターで布の生地にプリントしていただいています。

卒業制作を通して成長したと
実感した瞬間を教えてください。

忍耐力

こだわりを持ってやっているので、何度も追求し、
作り直したり、失敗を重ねることによって、忍耐力がつきました。
寝るまで作品のことを考えるので、ずっと考え続けるという忍耐も
かなりついたと思います。

こだわりを持ってやっているので、何度も追求し、作り直したり、失敗を重ねることによって、忍耐力がつきました。
寝るまで作品のことを考えるので、ずっと考え続けるという忍耐もかなりついたと思います。

作品制作を通して、
苦労したことはなんですか?

行動(移動)すること

大学では、イラストを布にプリントすることができないので、
イラストが変わったりするたびに、企業さんのところに
足を運んでプリントしていただくということを行っていました。
そう言った面での行動が苦労しました。

大学では、イラストを布にプリントすることができないので、イラストが変わったりするたびに、企業さんのところに足を運んでプリントしていただくということを行っていました。
そう言った面での行動が苦労しました。

最後に、
後輩へメッセージをお願いします

作品だけでなく、
人と向き合う

私の分野には、私一人だけしかおらず、環境的に一人で制作せざるを
得ない状況にあり、そこにおかれてわかったことがあります。
それは、作品に向かって制作するというのも大事なのですが、
まず、自分で行動して、いろんな方と会話をして、
作品ではなく人と向き合うということが1番大事だということです。

私の分野には、私一人だけしかおらず、環境的に一人で制作せざるを得ない状況にあり、そこにおかれてわかったことがあります。
それは、作品に向かって制作するというのも大事なのですが、まず、自分で行動して、いろんな方と会話をして、作品ではなく人と向き合うということが1番大事だということです。