倉敷芸術科学大学

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2023.11.12

#Works#Event

近代日本美術協会展 入選 檜垣衣さん

芸術学部2年生の檜垣衣さんが「第50回 近代日本美術協会展」にて入選(小品部門)しました。

公募 第50回記念 近代日本美術協会展
後援:文化庁・東京都・日本経済新聞社
会期:2023年11月18日(土)〜11月24日(金)
時間:9:30〜17:30(入場17:00まで)
   ※11月20日(月)は休館日です。最終日13:00まで(入場12:00まで)
会場:東京都美術館1階 第1・2展示室(JR上野駅公園口下車/TEL 03-3823-6921)
入場料:600円
主催:一般社団法人 近代日本美術協会 https://www.kinbi.jp/

▫️おもな展示作品はWEBにて同時公開します
▫️会場での感染症対策にご協力お願いします
▫️開催に関する最新の情報は公式サイトに掲載します


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タイトル:「贋造」
制作年:2022年
サイズ:F10号(530×455mm)
ボールペン、色鉛筆




檜垣衣:
倉敷芸術科学 芸術学部 2年生
愛媛県立今治工業高等学校繊維デザイン科卒

「私の“好き“でみた人の心に残り続ける作品を」をテーマに、ボールペンによる細密な表現と、メッセージ性を意識した作品を制作しています。



「贋造」
タイトルである贋造の言葉の意味は、「偽物を作ること」だ。この意味を聞いたほとんどの人は、悪いことだと感じるだろう。たしかに、悪いという意味で使われることが多いが、悪いばかりではないと私は思う。

この作品の中では、"美しさ"を贋造されたものとして表現した。
花の偽物として作られた造花、自分の思う美しさに着飾った見た目…この場合の贋造は悪いことなのか。まず、造花を悪いという人は、ほとんどいないだろう(いるかもしれないが)。では、見た目を美しくすることについてはどうだろうか?
近年の社会では、美しさについてうるさすぎるように思う。
「メイクなんてチャラチャラしている」「メイクが濃すぎる」「整形なんて」…このような否定的な言葉をよく耳に、目にする。ネット記事で、動画のコメントで、すれ違った人たちの会話で…。そして、その言葉によって傷ついてしまう人も多い。
美しさの定義は人それぞれ違う、その定義ごとに違った努力の方法がある。お互いがお互いに、その人の思う美しさを受け入れ、認められるようになれば良いなと思う。そしてこの作品で、努力をしているすべての人を勇気づけられたら、これ以上嬉しいことはない。