倉敷芸術科学大学

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2024.09.25

#Event

特別展 ガラスの創造力-色彩と煌めきの4000年-

場所:岡山市立オリエント美術館

会期:2024年9月14日(土曜日)から11月24日(日曜日)

開館時間:午前9時から午後5時 *入館は午後4時30分まで

*ただし、9月14日は正午より開館します。
*11月6日(水曜日)は、午後7時30分まで開館延長します。
*特別展期間中は、館蔵品展は見られません。

休館日/毎週月曜日

*月曜日が祝日、および振替休日の場合は開館し、その翌平日が休館日となります。
*11月25日(月曜日)から12月6日(金曜日)は展示替えのため休館いたします。

紀元前2200年頃、北メソポタミアに現れた最初期のガラスは、ラピスラズリやトルコ石を思わせる青色に着色されていました。現代に至るガラス4000年の歩みは、都市に暮らす人々が求め、人々のニーズに応えながら作り手の想像力を刺激してきた模倣と創造の歴史です。

工芸素材としてのガラスは、鮮やかな色彩とつややかな透明感が持ち味で、エ人たちは加熱して柔らかくなったガラスを水飴のように扱い、自在な形に仕上げます。冷え固まった後のガラスには、カットや金彩といった装飾を付け加えることもできます。このように、多様な加飾性を備えたガラスは神々を喜ばせ、人々の身を飾り、祝祭の場を演出し、実用のうつわとしても日常生活を彩ってきたのです。この展覧会では、貴石の模造を意図したガラスの黎明、東地中海周辺での吹きガラス技法の発明と自由なフォルムの実現、中世ヴェネツィアの超絶技巧と秘法のヨーロッパ拡散、そして東アジアにおける独自の発展に至るまで、ユーラシアのガラス4000 年の歴史を一堂に展観します。あわせて、最新の特殊なガラスが実現したダイヤモンドに匹敵する輝きや岡山ゆかりのガラス作家の作品などガラス工芸の現在地を紹介いたします。この秋、知らなかったガラスの魅力に包まれてみませんか?

こちらの展覧会の最後のコーナーに本学の教員と卒業生の作品の展示もしております。
教員
張 慶南・迫田 岳臣
卒業生
水口智貴 6期生・平井睦美 9期生・宮下真巳 20期生・板野尚美 25期生

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001.jpg画像提供:岡山市立オリエント美術館