カテゴリー
アーカイブ
- 2025年
- 2024年
- 2023年
- 2022年
2025.10.10
くらしき市民講座秋講座に参加しました
くらしき市民講座秋講座【人生を豊かにする2つのとびら②「私たちの出身国と留学先の日本」】に参加しました!
2025年10月10日、本学の留学生4名と江原グローバルセンター長で、連島公民館にて「私たちの出身国と留学先の日本」と題して発表を行いました。
まずは4名の留学生が自己紹介。
それぞれの母国語(ビルマ語・タイ語・中国語・韓国語)でホワイトボードに名前を書き、名前の意味や由来を紹介しました。参加者の皆さんは興味津々で、会場の雰囲気が一気に和やかに。
続いて、各国の文化や日本との違いについて留学生たちの発表がスタート!
▶ミャンマー出身・モーさん
仏教徒が多いミャンマーでは、日本と似た食文化や交通手段も多いそうです。
一方で「ミャンマー人には名字がなく、全員“名前だけ”で呼ばれている」との話に、会場からは驚きの声があがりました。
▶タイ出身・リブさん
タイを4つの地域に分け、それぞれの気候や文化、おすすめ観光地などを丁寧に紹介してくれました。
また「タイでは長い名前が一般的で、幼いころに親がつけたあだ名を大人になっても使い続ける文化がある」と話し、日本では友人が新しいあだ名をつけてくれる文化に驚いたというエピソードも。
▶中国出身・コウさん
「中国は広大で、一言では語れない」と前置きしたうえで、日本と中国のトイレ事情の違いや、暦の違いから感じる季節行事のずれなど、日常の中の“違い”を多角的に紹介。「いろんな視点を持って外国を見てほしい」というメッセージに、うなずく参加者の姿が印象的でした。
▶韓国出身・イさん
日本と韓国の列車事情をテーマに、「日本に女性専用車両があるのに韓国にはなぜないのか」「プラットフォームドアの高さは安全上十分なのか」など、細やかな視点から文化の違いを考察。身近な話題を通して日韓の社会の違いを感じさせてくれました。
発表の後には、江原グローバルセンター長から、第二次世界大戦前に多くのユダヤ人を救った杉原千畝や小辻節三の話がありました。
「自由な世界で生きてほしい」という願いを込めて、命のバトンをつないだ人々のエピソードは、参加者の心に深く響きました。
江原センター長は最後に、
「平和をつくる人、文化を分かり合おうとする人を“ピースメーカー”と定義すると、今日発表した留学生も、そして会場にいる皆さんも、それぞれの場所で誰かのピースメーカーになれる存在です。」
講義のあとは質問&グループに分かれてタイム。
「母国でも字のきれいさは重視されるの?」「日本語はどのくらい勉強したの?」など、たくさんの質問が寄せられ、最後まで笑顔があふれる時間となりました。
今回の講座を通して、文化や言葉の違いを超えてお互いを知り、理解し合うことの大切さを改めて感じることができました。
発表してくれた留学生のみなさん、そして温かく迎えてくださった市民講座の皆さま、本当にありがとうございました!