倉敷芸術科学大学

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2025.07.23

教育・研究Art

岡山芸術文化賞グランプリ受賞の芸科大・迫田主任技術員 「地道な努力が実を結んだ」と喜びの 声

芸術文化活動で顕著な成績を収めた個人・団体に岡山県が贈る「岡山芸術文化賞」の表彰式が7月18日、岡山市北区のルネスホールで行われ、美術分野でグランプリを受賞した。

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[伊原木知事と記念写真に納まる迫田さん(右)]

倉敷芸術科学大学芸術学部の迫田岳臣・ガラス領域主任技術員に、伊原木知事から賞牌(しょうはい)が贈られました。
 迫田さんは長年にわたる古代ガラスの復元研究の集大成となる個展を開催し、その技法をまとめた記録集を刊行したことが評価されました。
 賞牌を受け取った迫田さんは「地味な取り組みでしたが、続けてきた努力がようやく実を結び、こうして認められたことに感謝しています」と喜びを語りました。
 迫田さんは宮内庁正倉院事務所の依頼を受けて、2年の歳月をかけて正倉院宝物の「瑠璃小尺」2点と「瑠璃魚形」4点の再現模造品を制作。この作品は東京・明治神宮ミュージアムのほか、奈良国立博物館で開催された「第76回正倉院展」でも展示されました。
 また、大阪歴史博物館で開催中の「正倉院 THE SHOW-感じる。いま、ここにある奇跡」(8月24日まで、東京展は9月20日~11月9日)の目玉展示のガラス杯「瑠璃坏」のレプリカも制作しています。
 この日は地域文化の発展に貢献した個人・団体に贈る「岡山県文化賞」の表彰式も合わせて行われました。

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[知事から賞牌が手渡されます]

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[代表であいさつに立った迫田さん]